浦東空港付近の中華東方航空契約ホテル朝食。初めて中国で食事をとる。日本の「中華料理」とはちょっと違うみたい…。
こんにちは。木村悦子です。(^-^)
どんどん寒さがゆるみ、もう5月はすぐそこ。気候が過ごしやすいってだけで嬉しいです。(´Д⊂ヽ
前回までのあらすじ
激安航空券の中華東方航空、最初のフライトで乗り換え便を逃す。
↓
言葉も通じない上海で深夜、女一人慌てふためく。
↓
親切なOrient-Thai Airlinesの人達に助けられ、中華東方航空の契約ホテルに宿泊。
その顛末を。
上海・トランジットホテルの朝
5:30にロビー。朝食。雰囲気は日本の中規模ビジネスホテルの朝食バイキング。
私の他には団体客。ほとんど中国人。私と同じように乗り遅れたか、単なる空港前泊かは不明。いずれにせよ団体は騒がしい。(日本と同じ)
食べきれる分だけ注意深くとる。日本の「肉まん」ソックリの饅頭も。割ると私の苦手な高菜の漬物のような具でショック。汗 これは悪いけど残しました・・
周囲をそれとなく観察したところ、中国の人はかなりこの「お漬物」が好きのようでした。ソウルフードなのか。あとなぜかほぼ全員「固ゆで卵」を食べていた。
個人的に一番気に入ったメニューはお粥と軽い揚げ麩のようなもの(油条 – Wikipedia)です。薄粥に熱い豆乳を注ぎ揚げ麩を浸す。噛むとジュワッと豆乳と油分の旨みが混じり合う。
「激安航空券」が縁で、いつの間にか中国と仲良くなっていく。。
用意されたバスに乗り込む
早朝のせいか乗客は一様に静か。
出発時はまだこんな暗さ
ゆっくり浦東空港へ近づく。
こんな朝を迎えると想像していなかったなぁ
出発よりかなり早めに空港に到着。
とにかくネット環境を探し連絡をつけること、確実にチェンマイへ飛ぶことだけに集中。
再びチェックイン
informationでチェンマイへの搭乗口を尋ねる。太った中国人男性の滑らかな英語。国際線(香港・マカオ、台湾)とあるが、チェンマイもこちら。
セキュリティチェックエリア。
これまでの経験から、北京にしろ浦東にしろ中国のセキュリティチェック=大量の人間+時間要で間違いないことが解りました。(入口が別途有るVIPや外交官などは別ね)
安い航空券が買えたと思っても、遅れて時間をロスでは本末転倒。やはり安いものはそれなり。解っている事ですが移動時間にしろホテルクラスにしろ、旅行ほど快適さが金で買えるものは無い…。
安い航空券がいろいろ面白いことも事実ですが!
持ち込まれなかったライター達。飛行機を出た人達がすぐ新しいライター買うと思うと、資源のムダと思わずにいられない。
次はWi-Fiを探す!
ようやくセキュリティチェック通過。VIPラウンジの案内板。今はクソな格安航空券しか買えないけど、いつか行ってみたいと撮影。( ´艸`)
この後、出国エリアでネット環境探し。ラウンジでwi-fiが使える場所があると言われ必死で見つける。
パスポートを読み込ませログイン情報取得するタイプの機械。幸い私の前にいた人が使い方を指示されており、同じように試み取得に成功。
自分のスマホにネットワーク未接続アイコンが出ていたのが消えた瞬間、
- いま上海、飛行機遅れた
- 先行って下さい
- チェンマイ2時過ぎる
の「最低限メッセージ」送信⇒
何とか送信できた画面⇒またネットワーク未接続
になりました。この間数分だったろうか。
不思議とその後、またウンともスンとも繋がらなくなってしまったが、この後はチェンマイへ行きどうにかすることに。とにかく最低限の目的は達成できました。(ここも必死だったため写真なし)
後はこのゲートで待てばいいだけ…。
うっかり右側に乗りたくなるが、それだと東京へ帰ってしまう(;´∀`)
とにかくあったかいお茶でも。
人は未だまばら。広告が好きなので何気なく観ていた。親しい人々の団欒。
後日オバアちゃんの家に、その時の写真が届く。
だからキャノン(で写真を撮ろう。プリントもしよう)
乗務員もくつろぎ中
後は浦東空港内をブラブラすることに。
コンビニは日本とソックリ同じようなもの多々。
もうタイも中国も日本も全く同じなんだなあと実感。食品工場って大量生産できるし、ノウハウが同じなら同じものが作って売れる。タイの「山崎パン」も日本と品揃えがまったく同じでした。(とうぜん?)
海外で見る「明治ブルガリア」「ダノン」がやけに美味しそうなのは何故
HOTWaterServer発見!
甘くないカフェオレが作れてうれしい
浦東空港でもチャージ
上野でも中国でもアイドル。
フト思い出し、こんなものを買う。
チェンマイでは、懐中電灯を持ってくるように言われていた。
小さいなりにちゃんとつく
これで完璧だ!
やっと、人が増えてきた。
この中国人バアちゃん一行と席を交換した。(お友達同士隣に並びたいと私に伝えてきたため)言葉は通じないながら、バアちゃん達はよく笑い、屈託がなかった。
やっとチェンマイへ。10時過ぎに出発。
2017年2月21日 上海ーチェンマイ(中華東方航空)機内食。給食のようなコシの無い麺にコクのないシーフードトマトソース。今回はハズレ。
チェンマイまで4時間…爆睡。
チェンマイは暑い。
あっという間にチェンマイに着きました。
機内から出る。
…暑い。( ̄ー ̄;
ほとんど中国人のはずだが、そんなにチェンマイに来て何するんだろうと意外でした。日本よりは経済発展中の国だから、観光なのか。
出口には奥田さん(僧侶)が待っていてくれてビックリ。落合先生に指示を受け、わざわざ迎えに来てくれたらしい。ありがたい。
両替するなら空港でと言われそのまま。(お寺だから)お金使う所ありませんけどね…と。
確かにそうなんですが、まぁお布施をしなくてはなりませんのでね。笑 私は在家ですので…(もっとも今の私が布施出来る額は微々たるものですが)
無い人は無いなりに。ある人はあるなりにお布施をする。寺だから。
ビンボー人は無料で泊まっていいけど、金持ちは青天井で布施をしたっていい。と言うかするのが当たり前。それが寺。
その人が仏教徒で何かしらの徳を積みたいのであれば。(さとりたいとかね。まじで。⇒本当にそういう人に会った事あるぞ。また、仏典には商人、貴族、豪族がスケール大きく仏教を支える話が出てきます)
あまりそんなイメージ無いかもしれないけど、お寺ってそういう意味では、すごいお金が必要な所なんですよね。実は…
当然ながら、タイは未だ喪中でした 喪は1年は続くというんですからね~
今年の秋頃まで町中国中この調子だ
車を待つ奥田さん。寺男のラーさんが車を出してくれるという。私が遅れたばかりに申し訳ない。
タイに着いたら何となく勝手が解るというか、すごい安心感。(タイ語も全然できないのに…)
暑い。セーターを脱ぐ。この前(11月)と同じ。日本や中国は冬でもタイは一年中夏。(雨季や乾季はあるが、私達日本人には湿気の多い夏か、少ない夏か程度の差)
それにしても、1日のうちに冬の上海から夏のチェンマイ
へ…
正直、身体がおかしくなりそうでした。
落合先生と私のスマホで話す奥田さん。
キャリーを挟んでスマホをやり取り。
チェンマイ空港から、車で2時間。
車中では奥田さんが通訳をしてくれた。寺男ラーさんのキャリアにびっくり。20歳の頃タイのお寺で手伝うようになって50年この仕事をしているという。
50年…長いよ!!ラーさん!!
寺男:お寺の雑事を引き受けている人のことです。精神的には日本の檀家総代が近い?でもこうやってお寺のお客を迎えに車を出したり、やることはひたすら下座行ですよ。それを50年。
そのすごさと人徳が印象に残りました。
タイには結構こういう人が居る。いや日本にもいると思いますが。
奥田さんと結構きちんと話をした。1時間くらいだったろうか。
修行について、結構ビックリするような話が聞けたので後でまとめて共有します。
突然ですが、あなたはタイで出家し山奥の寺で暮らす生活をリアルに想像できるでしょうか。
海外+出家という二重の「縁遠さ」を感じるのではと思いますが、それに見合ったお話を聴けました。
だんだん疲れと気温の激変で車酔いしてきたので、コンビニ休憩をお願いした。
タイで普通の人達が出している屋台や、その暮らしぶり、私には見て見飽きない。写真を撮っていると奥田さんは「自分には日常なのでなんの旅情も感じない」と、そうかなあ。
私には何度見ても見飽きないんだよね
仏教濃度の濃い空間
タイの落ち葉。南国のせいか葉っぱがすごく大きい。
お寺に到着早々、今まだ自己紹介が始まったばかりだからと急かされ慌てて「勉強堂」へ。
エレガントな「勉強堂」
向かって左は今回の講師を務めて下さる佐々木閑先生。お寺の息子さんで、世界的仏教学者。ダモ寺でのこの勉強会は10年近く続いているという。
参加者が皆揃って自己紹介をしていた。遅れて心配かけた事を詫び、自己紹介する。
上海で足止めされたことが話題になっていたようです。ご心配かけました。すみません。
到着してすごく驚いたのは、参加者に坊さんが多かったことです。
見た感じ、坊さんと尼さんと、合間にちょっと一般人(在家)…。
なんか大変な所来た!?と直感しました。
確かに仏教の勉強会ですが、生徒に坊さんの方が多い(笑)
どれだけ仏教濃度の濃い空間なのって
後で伺うと、在家の方々もそれぞれ相当な仏教好きでした。(そりゃそうだよね)
わざわざチェンマイまで行った甲斐がありました。
たぶん一般的に見てマニアの集いでしかない感じだったと思います。
ホントに仏教好きな人しかいなかったから。(その末席に連なった事が素直にありがたい)
原始仏教の教えが記されたテキスト。
ここはタイなのでいわゆる小乗、上座部仏教です。現存する最古のスタイルとされる仏教。特徴は、すごくシンプルで難解な所が無いです。神秘的、抽象的な教えではありません。
具体的です。
いま流行のマインドフルネスのルーツはお釈迦さまです。ヴィパサナと呼ばれる瞑想をして悟りを開いたとされています。
ヴィパサナとは観察・洞察のこと。マインドフルネスはその過程(注意深くすべての事に気づいていく)を、英語で言っているだけ。
散会し、自分の部屋へいったん戻る。
ひっそりして心が落ち着く。小さな瞑想者用住居。
食堂へ行ってみる。
在家者のため用意された焼きそば。(お坊さんは午後、固形物を口にしない。1日1-2食。)
うん、カップ麺の味。笑(でも結構おいしかった。スパイシーな汁無しチキンラーメンの感じ)
一緒にプルーンジュースのようなものをいただく。
夕飯が済むと夕課(夕方のお経と瞑想)が始まる。
ああ、やっと来れた。すごい一日だった。
ここで風に吹かれながら1時間、夕方の瞑想をします。
暑いタイが涼しくなる一番いい時間。
タイの田舎チェンマイ、その更に山奥。夜は暗い。
私の好きな生物発見 ブチ
生物2 クロ
本堂を通り過ぎ、それぞれ自分の部屋へ戻る。
フト空を見上げた。
https://k60.kn3.net/taringa/E/A/C/2/B/4/Axelyma/AA0.jpg
空には星がガラスをブチまけたようにいっぱい。私の感動をどうやって伝えたらいいでしょう?
沢山シャッターを切ったけれど、フツーのデジカメで夜モードでも無く、1枚もちゃんと写っていなかった。敢えて似た印象の画を探すと上記ですが、もっと空は黒く広くて…。
田舎に行くと星が多いが、さすがにチェンマイの山奥はスゴイ。
美しいものを見て、その喜びに大変だったことはすべて消えていった。
質素だがきちんと洗濯された印象の寝具。この後、持参したシーツを2枚敷く。
今回の旅はお寺に泊まるため、シーツを持ち歩くのが手間でしたね。でも衣装はスゴイ楽。滞在中はずっと上下白の服だけ。すでに私は修行者になったのだ。(一応)
シャワー室。心の中でツムリーと名づけるw 大人しいキャラクターなので気にならない。落ち着いて眠りにつきました。
次回は「寺の日々」をダイジェストで共有します。(タイ・チェンマイ山奥の森林僧院)
④につづく
▼前回の記事はこちら
2017年2月再訪タイ①上海深夜ひとりぼっち(乗り継ぎ終了)ウワサ通りの中国東方航空
2017年2月再訪タイ②地獄に○○(中国東方航空)浦東空港で乗り遅れたらこうなった
▼2016年より前の記事はこちら
▼タイ旅行記の記事は下を見てね。
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