年末年始の主役となり大人5人をブン回した張本人。この世デビュー3ヶ月。どうしてか右手が好きで左手は食べない。左手も食べようね、と話をした。
明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。
お正月は毎年家族で初詣に行きます。今年は他県に住む弟夫婦の赤ん坊も出現、にぎやかな年末年始になりました。
初詣では大人しく寝ており、いいこにしていた。
生後3ヶ月の赤ちゃんというものを間近で見て、頭がまだ柔らかくてヘンな左右非対称な形のままだったり(あと3年で脳みそも大きくなって頭の形が格好良くなるらしい)
見えているようで見えていない目、無垢な笑顔など、不思議な事が一杯ありました。
私は生まれて間もない子どもの目を見ていると、どうしてか涙が出て仕方がありません。
嬉しいとも悲しいとも違う、自分でもわからない感情です。
この子これから長い人生を生きていく。大変だなぁというような気持ちもあるし、命の不思議さ、無垢さへの畏敬の念、真っ白な膨大量の記憶媒体のような神秘さも感じます。
仏教は、生そのものを素晴らしい、めでたいとはそもそも考えておりません。
四苦八苦の四苦が生老病死で、愛別離苦(好きでも別れねばならない)、怨憎会苦(嫌でも会わなければならない)、五蘊盛苦(身体が思いのままにならない)、求不得苦(求めても得られない)を合わせて八苦です。
無常をさとり煩悩が尽きて、もうこの世に生まれてこない状態を涅槃といいます。
生きる=Happy、おめでたいだけでは到底つかみきれない理解の仕方です。
これまでの人生で色々な事が有りましたが、私は死のうと思ったことは一度もありません。生まれてしまったら絶対に生き抜く、貸していただいた命、無駄にできないと思っています。
でも心のずっと奥の方で、かなり前からこの世に生まれてこない事の方がいいということに、深く納得して居るような気がします。
悲しみだけでなく喜びも含め、生そのものが苦と喝破した釈尊はまさに慧眼です。
新年早々そんな事言ってどうするですが、本心なので仕方ありません。。一方で生をどう捉えようが、生きているうちにやりたい事をやるのが大事という思いは強まるばかりです。
毎年ふるまわれる甘酒。大好き。お正月にしか飲まない年始の味。
去年の目標など読み返すと、ブログ週1更新など、いざその時になってみるとできないことだらけ。(→o←)でも、自分を卑下しても意味ない!♯してうまく行くならいいけれど…(^^;)
計画通りに行かなくて当たり前。またそれを目指し、何度でも淡々とやっていくだけです。
老いていく人を見て、つくづく人生は有限と思います。年取ったらやろうと思っている事は、いざその年になると気力も体力も無くてできないだろう…という事をリアルに感じます。
人生は何才でも本番なのですが、特に40超えた人は毎日が本番でしょう。(笑)
もうリハーサルや勉強じゃなく(学びも死ぬまで続きますが)、Output(出力・生産)が求められる年齢です。自戒を込めて…
だいたい年齢に関わらず、取るに足りない事に見えても、何もしないより今できる小さい事をやる人生の方がはるかに有意義でしょう。
48 花摘みに夢中になっている人が未だ望みを果たさぬうち、死神がかれを征服する。
50 他人のした事としなかった事を見るな。自分のした事としなかった事を見よ。
54 花の香りは風に逆らって進まないが、徳ある人の香りは風に逆らっても進んでいく。
ダンマパダ(法句経) 第四章 花にちなんで
年を重ねるほど、佛の教えが身に染みる正月です。
今年もより一層、行動の年にしたいと思います。本年もよろしくお願いします。