2JEATH戦争博物館、連合軍共同墓地編 バンコクから乗合バスで行くカンチャナブリー

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タイ・カンチャナブリー周遊ツアーのドライバー氏と人力車

こんにちは。木村悦子です。(^^) 前回の続きです。

▼前回

1同席者の体臭に閉口編 バンコクから乗合バスで行くカンチャナブリー★☆楽しいタイ滞在☆★

カンチャナブリー周遊スタート Start tour of Kanchanaburi

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カンチャナブリー駅で仲間に成約手数料を支払ったドライバー氏(兼客引き)。風を受け周遊スタート

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エンジンはドライバー氏の両足

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タイの田舎です

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JEATH戦争博物館 JEATH War Museum

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戦争博物館。地味なのは予想通りでしたが、本当にひっそりしていました。

セクション1 Section 1

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この戦争博物館は主に3つに展示が分かれていました。

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チケットボックス

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入口に、悲惨な働かされ方をした捕虜達の人形が展示されていた。

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人形とは言え、生々しくよくできている アジア人も沢山被害に遭ったはずだが、ここには欧米系の捕虜達しか見当たらなかった。

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そしてタイなので仏像(というか仏教関係の偉人像か)も

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この「Section1」が一番見応えあり。残念ながら撮影不可のため詳しくは現地でご覧下さい。内容はモノクロの大きな写真が沢山と、カラーの油絵も多かったです。描かれていたのは全身に腫物ができた人、胸に穴が開いて内臓が丸見えの人、捕虜の姿とHELL! の文字、複数人拷問中など、写真ならちょっと耐えられないような描写でした。

永瀬隆像 Statue of Takashi Nagase

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外に出る。今まで見てきた暗い展示と平和な外界のギャップが激しい

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良く見える場所に銅像が立っていた。

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「永瀬隆氏」がどのような人物かその時は不明。帰国後、戦争被害者達の慰霊活動に身を投じ、戦時のタイ人達への恩にも報いようとした偉大な人だった事を知りました。泰緬鉄道建設プロジェクトは日本軍の暴行だったので、日本側当事者だった永瀬氏の行いがひときわクローズアップされたものと思います。

永瀬隆 – Wikipedia

カンチャナブリーといえば「戦場にかける橋」ですが、2014年の映画「レイルウェイ 運命の旅路」で、真田広之演じる旧日本軍通訳者のモデルにもなったようでした。(未見)

争いの話は必ず両者、できればより多くの(戦争の場合は国籍が異なる)当事者から多面的に見聞すべきなので、両方見た方が「泰緬鉄道」の理解が立体的になると思いました。日本で流通するのはともすれば日本人の美談・苦労談に偏りがちと感じるので。
たとえば原爆、特攻、シベリア抑留のことは広く報道されても、泰緬鉄道、南京大虐殺、七三一部隊の事をどれだけの日本人が知っているでしょうか。
私は日本人としてそれがとても気になります。己の負の面(もう少し明確に言うと犯した罪悪、欲、怒り、愚かさ)を認めない人間も国も、他者に信頼されないのは当然の事だから。

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どこまでも平和なクウェー川の景色

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当時も平和な南国の田舎にすぎなかったろうに

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セクション2 Section2

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たくさんのヘルメット

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アメリカ兵のヘルメット 銃弾が貫通したような穴が恐ろしい

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アメリカ

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アメリカ

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オランダ

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オーストラリア

様々な国の兵士が関わらされていたことがわかる

爆弾 Bomb

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By the time world war 2 the prisoners of war were forced to build the
strategic bridge across the Kwae-Yai river to Myanmar controlled by the
imperial Japanese army, but at the same time the allied airforce led by the U.S.A. were trying to bomb the bridge to stop them.

This bomb was dropped to destroy the brid in 1945(2488)but it messed the target,it didn’t exploded and gone down into the river.

第二次世界大戦時、クウェー・ヤイ川を超えミャンマーへ渡る橋建設のため、戦争捕虜達は帝国日本軍によって軍事的強制労働に従事させられた。同時にアメリカ率いる連合空軍は橋を爆破しそれらを止めようとしていた。
この爆弾は1945年にその破壊のため落とされたが、爆発に至らず川に落ちた。

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「Forgive but not Forget(許すが忘れない)」

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なんかもう爆弾はうんざりするほどあるんですよね これでもちょっと端折ってます

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ボロボロに朽ちたタイプライター

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セクション3 Section3

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「死の鉄道」関係記事 Articles concerned with Death Railway

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十字架 Cross

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捕虜達 Prisoners of war

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残虐 Brutality

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重傷 Serious wound

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「これらの患部を清潔にすることは麻酔なしで行われた 患者は押さえつけられスペンサーピンセットで(略)」

判別できた文章が衝撃的 緻密な素描はどう考えても実際に観察して描いた結果

地獄

暴行 Violent deeds

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ただただ恐ろしい

痩せ衰えた人達 Emaciated people

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胸糞の悪くなる資料ばかり 戦争は本当に最悪です。

再移動 Restart Moving

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やあ、終わったかい?さあ行くか!
気長に待っていてくれたドライバー氏にお礼を言い再スタート

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この辺から、タイの田舎が展開していった。

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牧場 Farm

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なんと、牛達が草を食んでいました

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うれしくて後部座席から何枚も撮る。

止めようか?写真撮るか?ドライバーは親切に言ってくれるのですが、何せエンジンはこの人の足笑

ちょっと申し訳なくて、いちいち止まってとはとても言えませんでした。

田舎道 Country road

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明るいが夕方に差し掛かり、通学や通勤を終えて移動する人達が目に付く時間になっていた。

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後から見返すと、このタイの田舎が意外なほど良かった。

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下校中

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放課後

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薄暗い商店

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暑い日の光に色褪せた広告 南国だからどこもこんな色

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日本人ターゲット?それとも「ファッション」?

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若者

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ドライバー氏はこの街で生まれ育ったといい、慣れた街を走っていたらしかった。

カンチャナブリーで生まれ、カンチャナブリーの観光に従事する人生

それはいいけどエンジン位つけられなかったのか

100%人力エンジン

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タイの田舎の色んなものが飛び込んでくる

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ペット用品店

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少年と少女

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欧米人旅行者とバナナ売り

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息子と母親

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母親と息子

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ピンクの椅子でおしゃべり

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優雅なひと時

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中々に申し訳ない乗り心地

正直タイの物価を考えた時、ツアー代高くない?と一瞬思ったものですが、

人が漕いでいるとやはり気になって、もうどうでもよくなってきます

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中国人墓地 Chinese cemetary

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中国式墓地のようだった。

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パゴタ(仏塔)もあった

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カンチャナブリーで、中国の人達も大勢亡くなったことが解った

連合軍戦没者共同墓地 War Cemetery

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The land on which this cemetery stands is the gift of the thai people for
the perpetual resting place of the sailors soldiers and airmen who are
honoured here.

当墓地の土地は、タイの方々から贈られました。名誉ある海兵、兵士、航空兵の永遠の休息場所として。

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ここに埋葬されている人達(イギリス、オランダ、オーストラリア)は皆、当時の日本軍に殺されたと知り、日本人の私が気軽に訪れていい場所でもなかったと気づきました。

墓地はすべてビックリするほど綺麗に手入れされていました。

そのお金はどこから出ているのだろうか?私が一番気になった部分です。日本が出してりゃ立派なものですが、まずそうではないだろう…

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向かって右の植物に多くのバリエーションがある。墓地の花々は美しく植えられていた。

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白い花

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黄色い花

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スプリンクラーまである

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入口の記念碑

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In honoured remembrance of the fortitude and sacrifice of that valiant company who perished while building the railway from Thailand to Burma during their long captivity.
Those who have no known grave are commemorated by name at Rangoon Singapore and Hong Kong and Their comrades rest in the three war cemeteries of Kanchanaburi Chungkai and Thanbyuzayat.
I will make you a name and a praise among all people of the earth when I turn back your captivity before your eyes.saith the LORD.

長期間捕虜としてタイからビルマまでの鉄道建設中に亡くなった勇敢な仲間達の不屈と犠牲、栄誉の記憶のために。
人知れず亡くなり墓を持たない同志達の名はラングーン※1、シンガポールと香港で記念され、彼らはカンチャナブリ・チュンカイとタンバイザヤット※2の3つの戦争墓地に眠ります。
主は言われる。そのとき、私はあなた方を連れ戻す。そのとき、私はあなた方を集め、目前であなた方の幸福を回復し、地上すべての民の中であなた方に誉れを与え、名をあげさせると。※3

※1ミャンマーの首都ヤンゴンの旧名。
※2ミャンマー国内。(カンチャナブリとチュンカイはタイ国内)
※3旧約聖書 ゼファニヤ書3章20
社会的弱者が虐げられ、末世となっていたエルサレムに神が鉄槌を下し、イスラエルを復活させる時の言葉だそうです。何者かが「鉄槌」という考え方に仏教徒としては違和感がありますが(因果応報なのでそれは自動で行われると考える)、人間が超越者に期待する事は普遍的なのかな…と思いました。
Thanbyuzayat – Wikipedia
The Book of Zephaniah, Chapter 3
永野牧師の部屋第1 : ゼファニヤ書3章

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お知らせ 墓地を訪れる方へ 墓地への入場は無料です。入園料を請求された場合は、墓地から道を渡ってすぐの観光警察に連絡することをお勧めします。

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おばさんが手入れをしていた。

次へつづく

2JEATH戦争博物館、連合軍共同墓地編 バンコクから乗合バスで行くカンチャナブリー
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