11月3日北京空港ターミナル内、早朝。一晩夜を明かした広告の前。いつか聞いたあまりに寒いと眠れない、というホームレスの人の話は本当と知る。この日北京は-3度。
こんにちは。木村悦子です。(^-^)
寒いですね。千葉・松戸も雪がちらつきました。
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前回のつづきです。
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2016年11月 喪中のタイに行ったっタイ 1羽田-バンコク往復3万円空の旅 心踊る出発
羽田を出てウトウトしているうち、4時間ほどで北京に着く。羽田に比べ少し寂しげな分、環境にまともそうなネオン。
そこが北京空港だった。
漢字の国なので発音はサッパリ不明でも表記はけっこう解り易い。
日本では時代劇でしか使われない「行李」が生きている。
寒くて驚く。羽田で北京は-3度と聞き、大変な事になった…と思いつつ到着。とっさにAIR CHINA機備付の薄い毛布をつかんで出た。(結局この毛布がこの夜の命綱に…)
深夜の北京空港。ひと気が全くない。寒い。淋しい。
広告の白々しさは万国共通。後ろの白いモサモサ可愛い。
私には乗り継ぎ空港に過ぎない。が、ここからの動きが全く分からず少し焦る。
あーっそうそう。日本語にホッとする。語学力が無いって情けない。 。
とにかく列に並び進みましたが、この後大変な事に。
北京空港、深夜。中国入国のセキュリティチェック再び。しかし中々自分の番が回ってこない。何故なら溢れる中華Peopleが次々に途中から列に入ってくるから(→o←)
英語も中国語もロクにできない私。並んでますと言える能力も気力も無く1時間。冷え込みきつい深夜の北京、忍の一字。
飛び交うのは中国語のみ、いかにも庶民、話し方怒号のような迫力。近くにいると口臭ニンニクの匂いがすごい。そういう食事がポピュラーなんだろうと妙に納得。
仕事から直行した深夜、厳寒の北京空港に到着、更に1時間もセキュリティチェックに並ぶとは想定外。 (今思えば全て想定内ですが)
しかも担当者の態度は「共産圏」という表現ふさわしく、愛想がまるでない!w ヨソの国にいる事をヒシヒシ感じました。
液体はどの空港も持ち込めないが、ヨーグルトが特記されていた。そもそもヨーグルトを持っての移動はよくある事なのでしょうか。
刃物は解るが、水晶球…?
ボロボロになりチェックを終えた頃、深夜0時半。(日本時間で深夜1時半)疲れ、眠さ、刺すような冷え込み。とにかく朝バンコク行きの便までここ(空港内)で夜を明かすしかない。風呂などあるワケもなく※。大変な事になった…
※空港内WCで旅客用と見られるシャワーを発見するも、お湯の出も悪く、バスタオルも無いまま厳冬の深夜、裸になるワケにもいかず断念。(><;)帰国後調べたら空港内に眠れる場所もあるようだが、翻訳の精度が悪くよく解らない。(今度同じ目に合いそうなら真剣にチェックします)
タイミングラウンジ – ゲストサービス – 北京首都国際空港
朝8:00台まで次の便は無い!
みな、空港夜明かし組のようだった。
さぁ、今夜のねぐらを探すか…
時間だけはたっぷりあるし…
一通り空港をブラブラ、一軒だけやっていたカフェ。
香港式ミルクティー美味。ガラスコップだがホット。茶葉はアッサムのような香り。香港式とはコンデンスミルクを入れるようです。
深夜はウエイトレスが1人だけ店番に出るようだった。
若者がスマホをいじっているのは日本と変わらない。
(時計は中国時間)冷え込み厳しい空港で熱いミルクティにやっとひと息。寒いし風呂もないがとにかく寝よう。
ひと気の消えた空港。
凍ったプールの底のよう。
空港に閉じ込められた男の話トム・ハンクスの「ターミナル」を思い出す。
キャサリン・ゼタ・ジョーンズがサエない境遇の女を演じていた。(どういう設定であれ「美人」の役しか似合わないのだが)
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北京空港は羽田に劣らず豪華で洗練された空間だったが、寒さが違う。
なんか…東京では体験できないレベルでした。マイナスだし。
暖房も切っているようだった。北京ってこんなに寒いのね。
色々探し、目ぼしいベンチで横になる。慌ててつかんできたAIR CHINAの薄っぺらい毛布が頼り。けど結局一晩に2-3回目が覚めた。→寒くて寝ていられない。(→o←)
このタイプのベンチで寝ました。(写っているのは他人の荷物) 肘掛けが無く、足を伸ばして横になれる。かなり寒いですが!
仕方なく散歩をした。同じような旅行者に出会うのがおかしかった。最初の1時間はトラブルを楽しむ余裕もあったが、それを過ぎると…
とにかく大変な一夜になりました。_| ̄|○
早朝、北京空港。搭乗予定ゲート前。
曼谷でBangkokと初めて知る
赤いタンクトップの男性。驚くのは、どこにでもこういう軽装の人が居た事。
その横にマフラーグルグル巻きの人が居たり。暑さ寒さの感覚ってそんなに個人差が大きいんだろうか。。
外国人がそれぞれの寒暖の感じ方やファッションに無頓着なのは体験的に知っているが、なぜここまで薄着でいられるのか理解に苦しむ。
やっとたった一つ開いた飲食店(ケンタッキー)。暖を求め多くの人が入っていく。
すごく気に入ったのはホット豆乳。日本でもやってほしい!
ここは英語の方が分かりやすい お粥が中国らしい
アメリカンは「美式」なのね
ホットコーヒーL-Sizeにホット豆乳(ソイラテが飲みたかった)。あとエッグタルト。
冷え切った体にしみわたった。エッグタルトは日本にありそうで無い味。タルトフィリングは熱いプリンのようでサラッとして美味。日本にあるカスタードやチーズと違い粘り気がない。
お仲間。寒そう。(というか寒い)
私のベッド(ベンチ)から一晩中観ていた広告。フト気になり調べたら、旅行や大きなことを始める前にハチドリ(Humming Bird)を観るとその後いい事があるという。
とてもうれしかった。もちろん信じます\(^o^)/
同じスタイルで寝ました
微妙に開き始めた空港内ショップ。京劇人形。
きれい。
少しずつ空が明るくなっていく。
空港をブラブラしながら、高級化粧品店って、生きるため(基本的要求のレベルでは)全然役に立たないなぁと感じていた。
どこの空港でも人気は免税店より、灯りのついたカフェ。あと旅行者にはコインシャワーやサウナのほうがずっとありがたいのに。それじゃ儲からないか。維持管理も手がかかるし…
とめどなく連想が続く。(時間余っている)
怒ったような熊猫(パンダ)たち。
アジアの民族アート(日本画含む)大好き。
夜中、このベッドを使おうか迷い諦めた。一面のガラスから来る冷気が寒すぎて…
ここに一晩寝たこの人達はスゴイ!
とにかく寒いです
ふたたび搭乗ゲート前
少しずつ活気づいてきた。
日が昇ってきた。
Boarding Time.
大部分の人は寝ていた。
2016年11月3日 AIR CHINA 北京発バンコク行 機内食(朝)。
メインは、辛くないカレー。あまり癖のない味に作ってくれるのがありがたい。
バンコク。北京からは2時間程度。
国中あらゆるところでプミポン国王を悼むサインが掲示されていた。
いよいよタイに到着!
3へつづく
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