2017年2月再訪タイチェンマイ④森林僧院タモ寺(ワット・タモ)瞑想&宿泊体験記

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3日目朝、女子達と落合先生。今更ながらこの「女子」中々便利な表現。奥は佐々木閑先生。

こんにちは。木村悦子です。(^-^)

いろいろあってやっとチェンマイタモ寺へ到着、その後は?(前回の続きです)

▼前回

2017年2月再訪タイ①上海深夜ひとりぼっち(乗り遅れ)噂通りの中国東方航空(トラブル)

2017年2月再訪タイ②地獄に○○(中国東方航空)浦東空港で乗り遅れたらこうなった

2017年2月再訪タイ③中華東方航空 乗り遅れ顛末記(上海-チェンマイ/冬から夏へ)

タイ森林僧院タモ寺宿泊体験記

タモ寺は日本人が多い寺です。タイでは異色かも。教義は全く現地・上座仏教そのものですが、瞑想修行に英語・タイ語ができなくても問題ない現地では珍しい寺院です。

カテゴリは宿坊体験記でしょうが、日本それとは結構違いそうです。滞在=確かに修行なんですが「厳しい」「窮屈な」感じはまるで無かったです。(在家なので尚更)

だからといってその生活は修行として(悩みの解消・心の向上ナドに)効果があるの?と言われれば、日本のそれ以上に効果的ではと感じずにいられませんでした。

この辺は最後にお話しますので、今回はタイ森林僧院の生活がどういうものか、さわりに過ぎませんが共有できればとおもいます。

タモ寺の場所は?

タイ・チェンマイ(ミャンマーとラオスの間)

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地図を作って改めてアジアは仏教圏だなぁと。今回行ったタイ周辺ビルマ(ミャンマー)ラオスあたりは上座部仏教が色濃く残ります。残りの人生、いずれの仏跡も巡ってみたいものだ。

いま英語の勉強しているんで、英語も表記しますが気にしないで下さい

1日目 Day-1 3:30起床。勉強会スタート

朝 Morning

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起床は3:30。 って夜?

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朝夕、寺の中の移動に懐中電灯が大活躍

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お布施の真似事をさせてくれた。よくアジアの絵ハガキで道端に在家者が朝、お坊さんが来るのを待つ。あんな感じでちょっとした食物を喜捨します。これはスティックティー。

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洗濯用にコンビニで買った石鹸。日本と違い箱にむき出しで入っているのが好感。

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田舎のいいところ。夜は真っ暗。朝は眩しい。

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朝食 Breakfast

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見るからにさわやか

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托鉢で戴いた沢山の食事から分けてもらったオレンジと豆乳。

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タモ寺が菜食なのは宗教上の理由ではなく、お布施してくれるカレン族が菜食だからだそう好きなだけ食べる。おやつに何か持っていく事も自由。

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仏教勉強会 Buddhism Workshop

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新人のお坊さんが使うテキストとのこと。上座仏教のイロハを学ぶ。

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雰囲気は大学院の社会人講座くらいのイメージだろうか。先生もそうだが、参加者もロケーションも贅沢。なにせお寺(しかもタイ)で仏教を学ぶわけで、とてもリアル。

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夕食(在家向け) Dinner for lay people

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お寺の中にパパイヤが生えていて、日本のお坊さん二人がそれを採って来てくれた。

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採れたてパパイヤがデザート。美味しいに決まっている。寺に生えているところが南国。

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友達との時間 Time with one of my friends

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小柄なメス猫。どういうワケか人懐こい。猫も生まれつき性格が全然違うのは知っているが…
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とても可愛い顔

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呼び名が無いと困るので、ミケ子と名づける。小さいメス、パッとしない模様、性格が可愛い…死んだピョンそっくり。(一作年18歳で亡くなりました。超ペットロスで話題に出来なかった。お蔭様で大往生でした)

夕課(夕方の瞑想)Evening meditation

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チャッカリ付いてきたミケ子

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タモ寺滞在中の尼僧清成さん。物知りで面倒見のいいお姉さん。ミャンマーで出家したというすごい人。また会っていろんな話を聴きたい。

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いつの間にかミケ子が来ていた。

夕方の瞑想のたび、なぜか母がお金をくれたとか、自分の落度で亡くした猫の事とか、どんどん浮かび涙が止まらない。なぜそんな記憶が出てきたか不明だがそのままにしていた。

緊張していたら出てこない種類の記憶だと思うので、タモ寺の空間に安心していたのか。

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だから毎夕の瞑想は、瞑想にはならなかったが、セラピーにはなったと思う。

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2日目 Day-2 地元満喫 カレン族&生物達とふれあい

朝の瞑想と托鉢 Morning meditation and religious mendicancy

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朝の瞑想。

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起きたばかりのせいもあり、小さな物音も響く繊細な空間。シャッターを切る事もためらわれ、この時間の写真はほぼ残っていない。

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何とアユタヤから参加しに来ていたMさん。英語、タイ語、日本語のトリリンガル。タイに住む人らしく出家経験まであった。

バンコクの乗換時間やバス代の相場まで色々教えてもらった。普段の生活で会いたくても会いようがない人。こういう人と知り合えることが旅の良さだと思う。

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2日目は在家の私達も、坊さん達の托鉢に同行させていただけることになった。

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どこでも無造作に犬が飼われ、彼らなりに番犬風の出迎え方をするのがほほえましい。まだチビ犬

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ニワトリの親子。情愛が感じられ、じっと見ているとチキンが食べられなくなりそう

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なんと、ラーさんのお住まいだった!

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ラーさんはこの後、私達に大きな瓜をくれた。どこまでも気を遣ってくれるラーさん。この人の積んだ徳の量を考えると気が遠くなりそうだ。

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夢の中のような空間。山の牛達。

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牛達を驚かせてしまったようなので詫びて退散

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タモ寺あと200m(?)的看板

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帰ったら、落合先生が南国のバカでかい落ち葉を掃いていた。

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あちこちに落ちていたプルメリア

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お坊さんには落ち葉掃きが良く似あう。

出家者の朝食 Breakfast for monk

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お給仕をするラーさん

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坊さん達の食事は一日一回だけ 午前中は残りを食べてもいいそうだが、正午を過ぎたらおしまい。

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野生のサソリ a wild scorpion

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サソリにチョッカイを出す佐々木先生

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もちろんだけど自然に放す

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昼食 Lunch

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やわらかい菜の花を生でいただく ニンジンのソムタムなど今日もおいしい

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猫って安心するとすぐドテッと寝ちゃうんだよね

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ミケ子達は幸い、皆に可愛がられて平和に暮らしていた。餌は清成さんがあげてくれていた。

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とにかく愛想のいい子

仏教勉強会2 Buddhism Workshop2

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旧式な作り方の珍しい鉢が奥田さんの物になった来歴を話してくれた落合先生。ご覧の通り現役の坊さんが多いので、理論と実際の運用が聞ける充実した勉強会。

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私は、もう何も要らないと思うほど満ち足りていた。

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掃除する僧 A monk cleaning

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図書室 Library

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海外の仏教書によくある、わかりやすい表紙が好ましい。タイでは笑ってしまうほど上座仏教がスタンダード。かつ、そのすそ野が広い。

いつも驚くのは、コンビニに「釈迦の一生」みたいな本が沢山ある事。繁華街とか全然関係ない。内容は仏典そのもの しかも一般人向けで難しくない 絵も多く字が大きい そんな本

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分厚く重厚な仏教書 こんな本誰が読むんだろうと思うと落合先生が読んでいた(佐々木先生も読んでいるだろう)

夕食(在家向け) Dinner for lay people

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夕課(夕方の瞑想)Evening meditation

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写真を撮る事もどうでもよくなってくる ただ一日の流れに身を任せたい気持ちが強くなる

寺は夕方の瞑想が最高 この日はずっと猫を膝の上に載せていた 相変らず瞑想にはならず 猫は熟睡

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3日目 Day-3 薪で焚くレモングラスの蒸し風呂を堪能

朝の瞑想と記念撮影 Morning meditation and Memorial Photography

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異様にかっこいい写真が撮れた お寺の早朝

トッケイヤモリ Gekko

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体長40cmという所 部屋に出現 彼は慌ててベッドの下に潜り込んだ 彼の事は嫌いではないが、しばらく下から出てきたらどうしようとベッドに眠る事をためらった 日本で家に突然出現する生物のサイズを超えている

朝 Morning

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朝食 Breakfast

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この日は特別との事で焼肉もいただいた。食事は厳しくない。毎回ヘルシー&おいしい。

菩提樹 Linden

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蒸し風呂 Steamed bath

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3日目はHolidayとの事で夕方の瞑想も無し 代わりに蒸し風呂を焚いてくれてびっくり(そんなものがあるんです)

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突き当たり、棚の向こうに小さなトイレのような小屋があるが、そこがスチームバスなんです。

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なんとー 薪とかまどで沸かしてくれる これがすごい火力

しかも生のレモングラスを始め数種類の植物を入れてくれる薬草風呂 何気にイチイチ贅沢

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清成さんがお風呂を焚いて下さった。ありがとうございました。

下着で入る。レモングラスの爽やかな香りの中、熱い蒸気で蒸される。もうダメというほど汗をかいて、あとは各自の部屋のシャワーで流せばサッパリ。

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タイは2月でも夏なので、半そで、水のシャワーで大丈夫

夕食(在家向け) Dinner for lay people

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友達との時間3 Time with one of my friends3

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ミケ子?ミャ~。呼ぶとすぐ来る。可愛い

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私の中で今回の滞在=ミケ子の記憶です。

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最終日、急いでいてお別れもできなかったことが心残り。

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前回の訪タイから、タイの猫達の事も色々考え始めました。日本以上に動物福祉思想はなさそうなので。(生物を殺さない、不殺生の考え方はあるのだが、さりとて一歩進んで不妊去勢などのケアをしようという方向に進まない。このへんはアジア共通か)

※(勿論麻酔はありますが)一方的な不妊去勢の残酷さと、野良猫が増えてノタレ死ぬ残酷さは前者のがまだましと私は理解しています。野良猫の悲惨な一生は野良猫と画像検索するだけでたくさん出てきます。

(行きの車中にもどる)奥田さんの話 修行生活について

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タイに来てお寺に住み始めてから色んなことが解ってきたそうです。ちょうど私が行った時、1年位経った頃でした。

奥田さん曰く、半年くらい過ぎるとさすがにすべての事に新鮮味が薄れてくるそうです。(ま、そりゃそうだよね。)

そのあたりから、本格的に心の浄化活動が開始されるそうで。一体どういうこと?

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在家の私達と違い、住込みの奥田さん達には、心をそらす趣味や逃げ場がありません。ネットを観る、ペットを飼う…、そういう外側に心を逃がす場所も手だても無いのです。

そうすると、自分の心と向かい合わざるを得ないんだと淡々と言っていました。

俺はこんなに怒りっぽかったのか…

そういうふうに、自分が怒っている、貪っている、その様を見つめるしかする事が無くなってくるそうです。それがかなりきついと。

パチンコとか無いもんね、と水を向けると「いや、脳内でパチンコするんですよ」エッ?!^^;

この時はちょっと真意を聴き損ねましたが、そういう風に、自分の心(欲望や怒り)が全部観えてしまうようです。観ざるを得ないというか。

(出家と言う修行のシステムは)本当に良く出来ています、と言っていたのが心に残りました。やはり実践している人からは思わぬ話が聞けます。

チェンマイ・タモ寺滞在をふりかえって

アップした通り、朝夕は自由参加の瞑想、ご飯を食べて後は勉強か自由時間。基本的にこれだけ。(出家者はここに作務と托鉢がつく)これ以上ないほど平和な生活が送れます。

このように一見ゆるいタイの寺ですが、それが修行としてどうなの?と言われると日本の寺以上に確かな効果を狙っており、またそれが期待できる事が奥田さんの話で解りました。

ずーっといる事で初めて見えてくる世界がある。

逆に、外側が単調でないとたぶん、見えてこない。

普通の人は誰しもやらなくてはいけない事が山積み、静かに自分を見つめたり、なかなかできません。わざわざそれができる特殊環境に身を置くことが、出家生活なんだとわかりました。

それは、そのさわりを体験した自分にも何かリアルな感覚として理解できました。

タモ寺の体験は正直、自分の中で満足感がありすぎて、どう表現していいかわからない。笑

私が仏教に興味を持ったきっかけはタイの上座部仏教で、長年親しんできたせいか、行くべきところへ行けた満足感が強かったです。

一つ言えるのは、長期滞在したい。1回最低1週間くらいのレベルで。今後の人生、それができるライフスタイルを考えはじめました。やることは瞑想三昧。リトリートってやつですね。

どういうわけか、30代はその体験に縁がなかったので。

長年の疑問 上座仏教僧侶の価値とは?

私にとっては、衣食住を在家に依存し、大して厳しさもなさそうな己の修行のみに明け暮れているように見える上座仏教僧侶の生活。何を尊敬していいのか、正直長年解りませんでした。

思えば藤川さんは日本で精力的に法を説くという(彼の地の比丘としては)特殊な動きをしていましたし、落合先生は人格が素晴らしいから尊敬していたので、比丘だから尊敬という感じではなかった。

原始仏教の(説く内容の)素晴らしさはスグ解っていましたが、そのお坊さん達の生活は?評価の対象に入れていなかった。理由は自分の中でスンナリ納得ができなかったからです。

日本と異なる「あるべき僧侶のライフスタイル」

例えば不幸な誰かのため浄財を集めたり、自分の寺を開放したり。そういう試みも(数は少ないかもしれないが)日本の寺にはあるワケで、私達もそれを「坊さん、尼さんなら当然」と捉えていたりします。当ブログでも時々紹介させて頂いている戸澤庵主など、そのての善行の権化のような人です。

でも、上座仏教のお坊さんは違う。そういう事もする人はいるけど、王道は「寺で瞑想、衣食住在家に完全依存の生活」です。むしろ寺から離れてデパートの前なんかにいると不審がられるそうです。「お前出歩く用事そんなないだろ?」という感じで…。

つまりタイには「それより坊主は寺で修行ちゃんとしてろよ」という社会通念があるワケですね。

街頭に立って、恵まれない子どもの募金活動をしたりしなくてもいいのです。

それは何なんだろうという疑問が、今回の訪タイで少しほどけてきました。

在家も自分のために坊主を養っている

本当の意味で「苦しみの無い生活」=「まず己がさとる。(無常を実感し執着に囚われない境地に達する)」まず自分がちゃんとしてないと。(余談ですがこれは原始仏教を貫く基本的構えです。自分が溺れてて他人を救ったりできないでしょという、自然な思考回路ともいえる)

と論理展開すると、どうしてもそうなる。自力の修行が基本です。

といいつつその衣食住は在家に完全依存ですが、在家がそれを嫌々、仕方なく、やっているかと言うとそれも全然違いますしね。

他者に喜捨する(=徳を積む)事はすべて自分のプラスになり還ってくるという「業の理解」が社会に浸透しているからです。(長年検証しているので、それは物理法則レベルで正しいと言えますが)

修行とは、瞑想のこと

最古の仏教は「苦しみは無くせる。それにはブッダが発見したプロセスを踏め」と説く。

釈尊は苦行を続け、「こんな事意味ない。ホドホドが大切だ」と気づき、サラリとそれを捨て、菩提樹の下に座って瞑想し大悟した、という事になっています。

その瞑想が「ヴィパッサナ瞑想」であり、ホドホドが「中道」です。

だからタイやミャンマーなど、ふるーい形の仏教が残っている地域では、

僧(比丘、比丘尼)=修行をちゃんとする人=瞑想をちゃんとする人

なんですね。自分で田畑を耕したりしてもいけない。面倒でも毎朝、在家の元へ行って乞食(こつじき)し、与えられた物の中から食べる。余った食物を保持できないルールもあります(細かい)。

寝坊もできないし、服装も立ち居振る舞いもちゃんとしていなければ、ご飯が食べられない。毎日乞食で人目に晒されるのでゴマカシきかない。この辺、日本の坊さんよりずっと厳しいです。

つまり、出家したら自分を相当律し続けないといけないように、僧達の生活はうまく考えられているという事も、今回佐々木先生に教えていただきました。確かに。

目的はさとること、苦行ではない

修行の目的が坊さんなら「悟る」在家者なら「何かしら心が向上する」事だとしたら、方法はその目的に届くため一番確実で効果的であればいいワケです。

スポーツや筋トレにしろ仏道修行にしろ、日本人の傾向として「厳しい、過酷であるほどエライ」という価値観があります。が、目的に対し横にそれているし、浅薄な考え方と感じます。

たとえば千日回峰行に代表される「荒行」、そんな事が「無常理解」の上で本当に大切かと言われると、そうではないと思っています。(私はそれを貴重な挑戦と捉え、実践者達が書いた本も愛読しています。その上でそう思う)

だからと言って大乗仏教がダメとも全く思っていません。私の惹かれてやまない「密教」は原始仏教から遠く離れた究極の形です。内容は同じ佛教と思うくらい真反対、煩悩肯定、貪りも清らかと説く。

でも、きっと、そのどっちも本当なんです。

だんだん頭の整理も進み、長年の疑問が(自分の中では)きれいにつながってきました。

日本では、一番大事なことが説かれていない

いま日本でなぜ「マインドフルネス」が脚光を浴びているのか。日本の仏教が大乗中心に発展してきたため、この原点がそもそも説かれて来なかった歴史的背景がまずあり。

先進国と言いつつホワイトカラーの超低い生産性や男尊女卑など、幼稚で不合理な部分が一杯残る私達の日本(実質は村)。そのままにしていたら若い人が子供を産まず(産んでもいい事ないからだと思うが)、年寄りばかりの世界になってきた。

この傾向は加速する事が明らかになっている。変わらなきゃと言いつつ(年寄りばかりだから)硬直してなかなか変われない。そうこうするうち経済も競争優位性も確実に沈下。その事は誰もがウッスラ実感している。(悲)

そんな状況のなかで。

苦を無くすという仏教本来の価値が切実に求められているのだと感じます。

すなわち、

苦しみの無くし方…四諦 八正道 五戒 因果応報と縁起の理解

この世は苦しみである。
苦しみを無くす方法はある。八正道である。
最終的には戒・定・慧を修めること。
定とは瞑想をして心を落ち着け、いつも今から心を外さないように。⇐ここだけ注目されている
良い瞑想には最低限しなくてはいけないことがある。
生物を傷つけない。盗まない。まちがった性関係を持たない。嘘をつかない。酒は飲まない。(全部、心が乱れるから。あと業が悪くなるから)⇐これが戒
人生を良くしたければ布施をしろ。この世は自分が出したものがそっくり還ってくるのだから。

本当は、技術だけ抜き出す事はできない

「生きる苦しみはどうやって無くせるの」と聞かれたら、そう明快に説いてくれればいいんですが、一般に日本のお寺で教えてくれていない。というか坊さんも知らないのか?^^;まじで!

たまたま原始仏教に縁あって中身を勉強すると、こんな事が説かれていました。そしてタイやミャンマーの人達には完全にこの考え方が浸透している。だからこんな仏教が成立している。

そこから万人向けに宗教色を取って、瞑想の技術だけを抜き出した「マインドフルネス」が今、日本では脚光を浴び、その良さが知られ始めている…

(それはそれでいい事だと思うけど…。本当は、戒を守らずにいい瞑想は無理なのだ)

タモ寺は営業に超マイペース

ちなみに、今後ますます価値が高まりそうな「タモ寺」ですが、落合先生(タモ寺副住職。日本人の出家修行者や在家の受入を管理)には全然商売っ気はなさそうでした。

お坊さんが商売というのもおかしな話ですが、経済活動だけ見ると信者=飯のタネ、というのもお寺の一事実。でも信者獲得みたいな、ガツガツした感じはまったくなかったです。

「本当に仏教の好きな人が来てくれればいい」という感じ。今回も心のこもったおもてなしをいただきましたが、それが可能になる事も含め、縁のある人が来られれば充分という印象。

そもそも信者獲得に積極的なのって、シンコーシューキョーですよね。汗 私が今回尋ねたのは、2600年前からのふるーい仏教を伝える寺で、しかもタイ。地元カレン族が100年以上かけて作り上げた、まさに皆の希望で出来ているお寺だそうで。ご信者には全く困っていないようでした。

お土産に鐘まで下さった落合先生(早朝)これはこうやってポーズ取ればいいの?とか屈託ない。本当にありがとうございました。鐘は部屋に吊るして時々坐禅の前に鳴らしてます。

まとめ 本当に興味のある方はどうぞ

私は一応、本当に仏教が好きでタイで修行したい、という人の眼にも留まるようにと思いこの記事を書きました。自分が当事者だとしたら、まだまだ情報は少ないでしょうから。

タモ寺へ行きたい方は、落合先生にお手紙を出して下さいとの事。そこから始まるようです。(お寺側の印象としては、出家にしろ在家にしろ、本当に来たい人だけでいいみたいです)

なのであえてここに住所を載せませんが、本当に行ってみたければもちろん縁はいただけるでしょう。興味ある方はいつでも当方へお問合せ下さい。よろしくお願いいたします。

長文お付合いありがとうございました。今回のタイ森林僧院宿泊体験記(1回目)は以上。

「タイ上座仏教寺院」の行来は始まったばかり。今後も気長につきあっていこうと思います。

最後にタモ寺に常にどこかで流れている鐘の音を。日本の重厚な鐘の音色と全く違う澄んだ音です。同じようで全然違う、日本とタイの仏教の違いを象徴しているようでした。

一言で言うと、やはりとても不思議な所でした。また行きたいです。

18秒です。控えめーな音なんで注意して聞いて下さい。

次回は2017年2月再訪タイ番外編「旅から危難を無くす方法(仮)」を送ります。( ´艸`)

▼前回までの記事はこちら

2017年2月再訪タイ①上海深夜ひとりぼっち(乗り遅れ)噂通りの中国東方航空(トラブル)

2017年2月再訪タイ②地獄に○○(中国東方航空)浦東空港で乗り遅れたらこうなった

2017年2月再訪タイ③中華東方航空 乗り遅れ顛末記(上海-チェンマイ/冬から夏へ)

▼2016年より前の記事はこちら

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コメント

  1. しのはら より:

    丁寧な旅行記ありがとうございます。
    とても楽しく拝見しました。良い修行をされたのですね。
    三毛猫さんをお膝に乗せて瞑想する木村さんを想像して、なんだかじーんとしてしまいました。

    • kimura etsuko より:

      おうっしのはらさんこんにちは( ^o^)/お元気ですか?
      ありがとうございます。あまり修行にはなっていなかったと思いますが(^^;
      書いていてミケ子に会いたくなりました。
      今、タイの犬猫達になんかできないか考えてます。またお話させてください。

  2. Matsumoto より:

    Q?
    No Internet connection?
    No Smart phone?

    • kimura etsuko より:

      Hi,Matsumoto-san,
      A:
      There is no internet connection available for participants in the Tamo Temple. I used my Smartphone I brought.