三十二番 世田谷山観音寺(世田谷区) 悪心を絶つ!刀印を結ぶ観音(聖観音)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存
  • 0

立派な観音堂内部。この日は一月半ば、足元は氷のように冷たかった。

 

こんにちは。木村悦子です。(^^)

江戸三十三観音参りも終わりに近づき、あと5ケ所を残すまでになりました。世田谷・目黒・渋谷グループのスタートは「世田谷観音」です。こちらは歴史とご住職方の信心を感じさせるとてもいいお寺でした。

IMG_20180113_081657_R2

ルートを調べ、渋谷からバスで行くことに。2018年1月渋谷駅前、朝。

IMG_20180113_081954_R2

目当てのバスを探し、慣れない場所を右往左往。

IMG_20180113_082022_R2

渋谷からバス、すごい数が出ていてビックリ。この観音参りで解りましたが、渋谷、世田谷、目黒、品川周辺は網目が細かくバスだけで日常生活の用は充分足りそうでした。一旦品川で降り、そこから目黒、そしてまた大崎へ行きたい、とか中途半端な移動に大活躍します。

▼地元民と「鉄道好き」には当然なんでしょうが
地下鉄不便地域をカバーする「都バス」の実力 | ローカル線・公共交通 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

IMG_20180113_084946_R2

15分ほど乗ったろうか。渋谷駅前のひしめくビル街から住宅街へ入ってすぐ着きました。

IMG_20180113_085051_R2

立派な佇まい

IMG_20180113_085043_R2

IMG_20180113_085106_R2

赤と黒の明快なデザイン 旧字体が格好いい 鬼はぜんぜん怖くない…

IMG_20180113_085142_R2

結構広い境内。周囲の立て込んだ住宅と対照的に、潤沢な敷地が歴史を感じさせました。

IMG_20180113_085325_R2

IMG_20180113_085318_R2

奈良の夢違観音のレプリカ 日本の観音像の名品 観音寺にふさわしい。

IMG_20180113_085450_R2

この日はサラッと流してしまいましたが、不動明王と八大童子像は国の重要文化財で、毎月二十八日の御開帳日のみに拝観できるそうです。

IMG_20180113_085459_R2

IMG_20180113_085507_R2

独立した不動堂 贅沢

IMG_20180113_090428_R2

御朱印をいただきに上がった際、多分先代のご住職が観音堂は中に入れるからどうぞとありがたいお言葉。受付に待機していらしてびっくり。少しふるえる手で書いて下さった字の素晴らしさにも驚きました。

観音巡りで時々ご年配の奥様やご住職が出てみえる際、その方の信心がはっきり感じられることがあります。さすがにご住職が受付に待機してらしたのは初めてでしたが(笑) お立場とはいえなかなかできない事ではないでしょうか。すごいお寺だな!とうれしくなりました。

IMG_20180113_090443_R2

観音堂へ。

IMG_20180113_090452_R2

お参りするうち気づきましたが、世田谷観音にはあちこちに立派な龍があしらわれています。

IMG_20180113_090558_R5

観音堂内部。立派な観音様。うす暗いお堂があって佛像があって、何か時代劇のよう。

IMG_20180113_090616_R5

世田谷観音「観音堂(本堂)」

この観音様は右手で刀印を結んでおられます。調べたら、刀印とは除災戦勝を祈る作法だそう。奈良のお寺で滝修行をした時に教わった事を思い出しました。滝から出る前、悪いものが付いて来ないように(!)、大声を出し空中をバサッと手で切る仕草をする。

刀印

九字護身法 – Wikipedia

刀印

ということはこの観音様は、調伏など荒々しい事をイメージして作られたのだろうか?

ふつう、観音様は現世利益の佛様なので、「皆救う」の強調にだらりと右手を伸ばされたり、「何でも解決できるよ」と色々御手に持っていたりです。

渡岸寺観音

十一面観音菩薩(向源寺) 「救います」長い右手

yumetagae-kanzeon

夢違観音(法隆寺) 「怖くないよ」右掌を見せる施無畏印

考えたところでもちろん全然わからない。とにかく珍しいので機会があったら、詳細を伺ってみたいです。

IMG_20180113_090639_R2

IMG_20180113_090703_R2

向かって右サイドは日光菩薩。

IMG_20180113_090719_R2

像容やヘアスタイルから、それなりに古い佛様だろうと感じる。(お寺のサイトには推定14世紀半ば頃と記載あり)
世田谷観音「日光菩薩・月光菩薩」

IMG_20180113_090742_R2

周囲には愛染明王や大黒様など、いろいろな佛像が安置されている

IMG_20180113_090807_R2

観音像はかつて三重県興昭寺の秘仏でしたが、現在はこちらにおられるそうです。

IMG_20180113_090823_R2

観音堂内部は極寒。(暖房はつけていませんでした)日本のお寺のイメージにはピッタリでしたが、こんな苛酷な環境で修行と思うだけで鬱…自分は悟れ無さそうです

IMG_20180113_090847_R2

可愛い龍。

IMG_20180113_091023_R2

お札の返し方(左)、とても勉強になる。

IMG_20180113_091047_R2

これも↑

何という魅力的なタイトル 行きたいけど両親それぞれの係累のお墓が遠く(東北と九州)中々難しいのが悩みです…

IMG_20180113_091138_R2

IMG_20180113_091132_R2

IMG_20180113_091231_R2

IMG_20180113_091242_R2

鳴き龍のある正門へ出て失礼しようとしたところ、今度は先代ではない現在のご住職と思われる方と遭遇。

「阿弥陀堂はご覧になられましたか」ぜひ見て行って下さいと言われ、ありがたく戻る。

思い過ぎかもしれませんが、今回のお参りは観音様に案内を受けているようでした。何も考えず足を運んだ先々で、こっち見たかい、あっち見たかいと…

IMG_20180113_092204_R2

IMG_20180113_092157_R6

阿弥陀堂

IMG_20180113_092128_R2

ありがとうございます

IMG_20180113_092133_R2

承知しました

IMG_20180113_091919_R2

どーん。これも立派な阿弥陀様。お寺の敷地が潤沢で観音堂、不動堂、阿弥陀堂とそれぞれ独立している。そして中へ入って拝めるということが、ありそうで中々ないことでした。

IMG_20180113_091925_R2

この阿弥陀堂内部がなかなかすごくて、また来歴もわからない古そうな佛様がいっぱい。

IMG_20180113_091931_R2

IMG_20180113_092006_R2

羅漢像も並んでいてビックリ。目黒羅漢寺の五百羅漢像のうち九体だそうです(なぜここに?!)なぜかは知らねど、本寺に色んな佛像が集まっていることはわかりました…

IMG_20180113_092031_R2

観音寺のWEBサイトを拝見すると、他にも山ほど佛様がいらっしゃることがわかります。いやはや宝物の多さにびっくりでした。

今回はそのごく一部しか掲載しておりませんが、当方のレポートはこれにて。

最後になりますが、改めて先代と現在のご住職のご案内に感謝いたします。<(_ _)>

余談 世田谷区の地域猫活動

IMG_20180113_092505_R2

帰りのバスを待つ間、世田谷区下馬地区の自治会掲示板。

IMG_20180113_092516_R2

地域猫活動の貼紙。(地域猫活動とは:地域住民がのら猫に不妊手術をしてトイレや餌のルールを決め、のら猫を自然に減らす環境活動)私はこの地域猫活動の周知普及活動を松戸で行っているもので、おもわずこの貼紙をまじまじと見てしまいました。

松戸市ではこういう案内がまだまだ自治会掲示板にありません。(2018年4月現在)猫の保護活動との誤解も絶えず。世田谷は電車で一時間ですがこの差は何ですかね。。東京と千葉の「文明差」か…まだまだ私ども(松戸市民)は文明人に遠いようで。今後も頑張ります。。

次のお寺につづく

(江戸三十三観音)今回のお寺詳細

札番/寺院名称/宗派/観音さま

三十二番 単立 聖観世音菩薩

アクセス

世田谷観音「アクセス」

ご詠歌

ありがたや その名聞こえし 世田谷の 大悲したいて まいれもろびと

公式サイト

世田谷観音

三十二番 世田谷山観音寺(世田谷区) 悪心を絶つ!刀印を結ぶ観音(聖観音)
この記事をお届けした木村悦子の新ブログ2017-の更新情報をいいねしてチェックしよう!
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存

フォローする