十一番 圓乗寺(文京区)天台宗 ルージュのお七地蔵(怖いの好きおすすめ)

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円乗寺

お七地蔵。おちょぼ口の紅い唇が妙になまなましく、伝説にふさわしい。

こんにちは。木村悦子です。(^^)

再開した江戸33観音参り。2018年に入り、一日で一気に文京区の五つのお寺を巡りました。

一日五軒はこれまでの最高記録です。この辺、札所が密集していてそれが可能なんですね。

今回はその一軒目、圓乗寺です。

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8:30前後に白山駅到着。まだ人通りもない。

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お寺は8:00頃から開いていることが多いので、なるべく朝から行くようにしています。

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文京区は住宅地、マンションの立て込む谷間にポコッとある小さなお寺でした。

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雨風に褪せてはいるが、ここが江戸三十三観音霊場十一番であることが書いてある。

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ちっこいお寺だなぁ…と思いつつ向かう。

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お七地蔵の旗がはためく。

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朝のお地蔵様。

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大乗仏教では私達は死ぬたび、生前の行いにより6種類の世界をぐるぐる巡るとされます。(地獄、餓鬼、畜生、阿修羅、人間、天)

六道

The Bhavachakra of Human Life

最初の3つ(地獄、餓鬼、畜生)がもうどうしょうもない悪い世界で、次の3つ(阿修羅、人間、天)がそれよりましな世界です。天界は良さそうな気もしますが、ここでは楽しいことしかないので解脱もできないとか。

(仏教ではどの世界にも生まれ変わらない=輪廻の輪から外れる「解脱」を最終ゴールに置く。つまりこの六道に生まれ変わってるうちはダメということ)

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ようするに「六道」は程度の差はあれすべて「苦しい世界」なのですが、地蔵菩薩は弥勒菩薩が現れるまでお釈迦様不在の間、六道すべてに現れて私達をお救い下さるのだそうです。

もちろん初期仏教の教えではありません。

六道を思う時、私はいつも「生まれ変わる世界」の話ではなく、今生きる私達の「心」の状態のことを言っている気がします。

たとえば親殺し子殺しのニュースは地獄そのものだと思うし、

介護殺人(本)表紙

いっぽうで、贅沢なリゾートの存在は天界のよう。

luxury resort

でも解脱って「そのどちらからも抜けたい」ということです。(=凡人には難しい

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ご本堂におまいり。

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ここで御朱印を書いていただいた記憶。スーと窓が開いて、滞りなく進行しました。

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お七さんの墓所。

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なんとなく、観音札所というよりどこまでもお七風味というか…

に来てよかったなあと思いました。

正直なところちょっと夜は来たくないなあというか、そういう気配です。

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お七の霊を弔っているであろうお地蔵様。

お地蔵様の言い伝えは苦悩する人の身代わりになる「代受苦」の性格が強い。

お七のやった事は、誰かを想いすぎて気が狂い火をつけたって、やっぱ地獄だな~と。

何かに執着しすぎることそのものが不幸…というか、自分を苦しめるスタートボタン押したと同じですから。(この世のすべては思い通りにならない、が仏の教えです)

お七の話は少女の恋愛だからまだ悲哀もありますが、私達の現実の執着対象は金、権力、性の快感など、身もフタもないことが多い。

仏教はそれらの否定でなく、暴走する自分と上手に付き合う「自己コントロール法」を説いております。

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観音札所を巡っていて、昔、刑場だったお寺やお七さんゆかりのお寺は薄気味悪かったり。。

なんか気配ってありますね。お寺も色々です。

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お花までお葬式ぽい~( ̄▽ ̄;)

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正直なところ、観音参りの「明るい感じ」が珍しいほど乏しいお寺でした。

一方、それほどにお七さんの気配が味わえるとも言えます。

夜に近くを歩いたら何かが見えそうです。(;^ω^) あえてなら…夏にぜひ。

今回工事中で観音様を拝見できなかったため、余計お七の印象になってしまったようです。観音巡りが目的のため残念でしたが、こんな縁もあるという事で。

天台宗 南縁山 正徳院 円乗寺(圓乗寺)

釈迦牟尼如来 聖観世音菩薩

〒113-0001 東京都文京区白山1-34-6

1.都営三田線 「白山駅」
A1出口より 徒歩3分

2 地下鉄南北線 「本駒込駅」
1番出口より 徒歩15分

【 円乗寺 】 八百屋於七墓所 -南縁山 正徳院 江戸三十三観音の十一番目札所- 円乗寺(圓乗寺)公式ホームページ

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