【チェンマイ・タモ寺】暗闇の洞窟寺院とカレン族村訪問。地図に無い場所…2016年11月

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洞窟寺院から見上げた外界。垂れさがっているのはロープではなく、天然の木の根っこ。(触って確かめた)湿気と暗さで大変な場所でした。

こんにちは。木村悦子です。(^-^)

「木村悦子のブログ」はアメブロからhttp://kimura-etsuko.comへ移行しました。(アメブロ過去記事はそのまま残し、更新はこちらで行っていきます)今後ともよろしくお願いします。

書いている2017年2月@日本(千葉松戸)は、寒さで毎日ハイネックセーター一択。 春待ち遠しいこの頃です。

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すんごー可愛いけど、本人気に入ってなければ脱がしてやって。

Cat Fashion: Turtleneck Sweaters Still En Vogue …

▼前回のつづきです。

2016年11月 喪中のタイに行ったっタイ 1羽田-バンコク往復3万円空の旅 心踊る出発

2016年11月 喪中のタイに行ったっタイ 2地獄の北京空港 Hell of a time at Beijing Airport

2016年11月 喪中のタイに行ったっタイ 3いつ行ってもゆるい。微笑の国 (バンコク→チェンマイ)

2016年11月 喪中のタイに行ったっタイ 4チェンマイで朝食を…山奥の森林僧院・ダモ寺

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ダモ寺から車で10分も揺られただろうか。

ガイドブックにも載っていない「洞窟寺院」に到着しました。

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タイの田舎チェンマイ、その更に山奥。

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シャラッとしたシースルーの布がおしゃれ。

金ピカなタイの佛様、日本人の私にはつい安っぽく感じる事も多い。

けど同時に日本の佛と全く違う魅力で押してくる。

南アジア系の佛像はどこか愛嬌があるのです。

「おごそかさ」より「素朴」。

プラス失礼ながら「間抜け」が前面に出てしまっている事すら、けっこうある。

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ミャンマー

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スリランカ

そのくせ当地の人々の敬虔さ、世俗を離れた比丘生活の徹底ぶりは多くの日本僧侶の比ではない。

タイでは仏像の稚拙な造形にかえって、うたれるものを感じた。

信仰とはそもそも形のないものであり、像はどうでもいいという本質に思い至る。

趣味でお寺をいろいろ回っていますが、仏像って結局、本当の本筋では、どうでもいいことなんじゃないでしょうか。仏像好きの私が言うのも何ですが…

それより因果応報、四諦・八正道の考え方に納得できる人。もっというと、知らずともそれらを実践する人が「おしゃかさま」の教えに叶った理想的人間像であろう。

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色々造成中。(何を作っている所か聞きそびれた。たぶん宗教施設)

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険しい階段を昇る。神聖な場所が山の上にあるのは日本と同じ。

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小さな祠。奈良や高野山でも、山中のお寺にこういうのある!

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素直に言えば相当怖い。が…これも神像、仏像の類なのだろう。

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ここですよ。と、本当にドアから洞窟へいきなり入っていった。

しばらく開けていない感じのカビたような、土臭いような独特の匂い。

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暗い。写真では伝えきれませんが、湿気がすごい。

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土っぽい匂いと、ジメッとした空気が身体にまとわりつく。

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洞窟の中に瓦礫のような祭壇や仏像のようなものが残っている。

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見上げたところ

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何か長居したいと思えない空間だが、とにかくここが仏間であることは間違いないようでした。

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誰が何のために…

理解に苦しみましたが、地元の名士が「寺院建立」タイではよくある事らしい。

正直今の私はイマイチ「この寺院で誰得?」とか思ってしまうのですが、その人の信仰心が爆発して、或る時このような形をとったということなのだろう。

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左上の「牢屋」みたいな空間は、わざわざ瞑想用につくられた部屋だそう。

真暗な湿ったあの空間で一人…罰ゲームとしか(→o←)

もちろん大まじめに作られている事は、想像にかたくありません。

世界は広い。

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しばらく奥へ行くと大きめの仏像が鎮座するスペース。

落合先生はここで記念撮影しましょうなどとおっしゃる。

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いやぁもう、確かに背景としてこれ以上ない取り合わせですが…

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このあと一行と記念撮影。

レアな体験。

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帰り道、蝙蝠がバサバサ飛び立つ。

私にとって長居できない空間も、蝙蝠達には大切なmy home。

きっとあいつらいなくなって良かった!と思っているだろう。

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けっこうかわいい顔

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終始冷静な落合先生。

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下へ戻ると、野良犬達がいた。クロはまだ若犬のようだった。

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この子達は、私達が洞窟寺院に行く前からここにこのポーズで居た(変化なし)

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タイの犬あるあるですが、野良ちゃんが多く、覇気がない。

暑さと栄養不良と、両方だろう。

タイではありふれた光景だが、やはりちと切ない。

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右は寺男の方。早朝や送り迎えにこまごまと良く動き、車を出して下さった。

とてもお世話になりました。タイではお寺への在家信者の「貢献」が本当にすごい。嫌々やっているのでないことは接していてよく解る。

私を含めほとんどの日本人は彼らを「後進国の人達」のような目で見ていると思う。少なくとも私は見ていたことに気付きました。恥ずかしい。申し訳ない。

彼の心は、私よりずっと幸せそうだ。本当に人徳を感じさせる人だった。

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イキのいいニワトリ

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なんとオープンエアのお宅。

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地元の人達の住居…。

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聞けば、この辺り一帯は落合先生達の毎朝の托鉢コースだという。

タイのお坊さんは布施されたものしかいただけない。だから毎日、鉢を持って托鉢へ回る。

あれが良いこれが欲しいと言う権利は基本的にない。施し物だけで生きる身、つべこべ言える立場ではないのだ。

すごいことだが、タイのお坊さん達は2600年前から本当にこのスタイルを崩さず、今もやっている。

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コースは、のんびりして美しかった。

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さっきよりもう少し近代的なタイプの住まい。

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飲料水か。どうやって作るのか解らないほど大きな甕に、無造作に洗濯物が干してあった。

ロープを渡してセンタクバサミを使ったりしないらしい。南国の風景。

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タイの唐辛子…

でかい!!

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エッと思うが廃墟とかではなく、いま現役のお住まいのようでした。

落合先生のお話によれば、カレン族の人々の住居だという。

タイでも、貧しい部類の暮らしをしている人達らしかった。

こういう所に住みつつ、しっかりスマホを持ったりしているらしい。

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アンテナ。明らかに何か受信中。

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小さな集落の中で落合先生が立ち止まる。

聞けば、今度はここで記念撮影をしようとおっしゃる。

カレン族の方々と貴重なショットを撮りましょうと。

このご家族達は毎朝、托鉢僧侶達に布施をする、気心の知れた間柄だったようだった。

うれしいけどいいのだろうかと内心少し焦る。

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思う間もなくセッティング。恥ずかしそうに出てきてくれた。

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干されている洗濯物(民族衣装)がきれいだった。

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小さな集落。

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落合先生によれば、ダモ寺はカレン族の方々が10年かけて建設したお寺だそうです。レンガやセメントを積んでつくった手作りのお寺。

作る方もすごいが、そこに暮らしその人達のお布施で暮らす方もすごい。

行って解りましたが、ひとたび出家すれば日本人・タイ人等人種は全く関係ない。単に、在家者と出家者の関係にすぎません。

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比丘は乞食(こつじき)し、在家は布施する。お互いにその関係を必要としている。(在家に徳を積ませるのも僧侶の役目なので)

当然、僧侶は布施に値する暮らし・人格でなければならない。毎日の事でもありごまかしききません。

大変な人生だと思うが、何か普通にやっていらっしゃいました。

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お坊さんと一口にいっても、一人一人千差万別の個性。落合先生は、終始穏やかに落ち着いていて本当にお坊さんらしいお坊さんでした。

帰国後、落合先生は亡くなった私の恩師「藤川和尚」の在タイ時の恩人と判明。

藤川さんも落合先生のお世話になっていたのだ!(年齢を計算すれば、藤川さんの方が10才位年上であられたと思うが。日本の地上げ屋からタイで坊主になり、仏教の話ができるコミュニティは今も当時もそれほどタイに多くは無いだろう。落合先生のキャリアがしのばれる)

恩人の恩人にお会いするとは想像もしなかった。

(個人的にはこのタイ旅行以来、様々な出会いが続いており、不思議。そういう巡りあわせでしょうか)

縁と輪廻転生について(余談)

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よく縁といいますが、たしかにどんな人も縁あってお会いしていると感じます。

現在の夫や妻、親子、同僚、上司部下など、何らかの身近な関係に置かれている間柄は、前世でも同じように身近な関係だったと言われたり。

私は前世、来世と言われてもピンと来ない人間でしたが、人間は生まれ変わり死に変わりしつつ、己の作った業を消化していると考えるとすべてに説明がつくため、最近はその考え方を採用しています。

例えば生まれつき金持ちで見た目もよく、何かに優れている(才能、性格、頭脳etc.)なんて人が本当に時々います。

いろいろ異論はあるかもしれないけれど。(私、結構みんな好き。無邪気感が共通か)

それも「前世の善行の結果」と思えばうらやむ気も起こらない。

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ジャータカ(仏教説話)表紙。お釈迦様は様々な境遇に生まれ、その度に徳を積んでおられました、という仏教ファンタジー。主役が小鳥や猿、虎など、動物の場合も多い。ストーリー展開は輪廻転生が前提であり、徳を積むといい事が有る、という価値観にもとづく。

輪廻転生は証拠もない話であり、現代人の我々には中々スンナリ了解できないことではと思います。

しかしながらこの説をとれば、目の前の動物をいじめたり、他人をうらやみ憎むなどという愚かな展開にならない。(来世でいじめられたくないし、努力の結果その人は恵まれていると思えば嫉妬しようもない)

それだけでも価値ある考え方だなぁとも思います。

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幸せになるにはどうすれば?→悪を避け善をなせ、というのが佛のおしえです。人生を良くするにはそれしか無いとのこと。(→o←) 

(仏教の主張は難しくない。実践が難しい)

それを信じるも信じないも、その人の自由です。

※かつて私はどちらでもなく「検証する」を採用し、現在は上記を真実と理解しています。

6につづく

▼前回はこちらです。

2016年11月 喪中のタイに行ったっタイ 1羽田-バンコク往復3万円空の旅 心踊る出発

2016年11月 喪中のタイに行ったっタイ 2地獄の北京空港 Hell of a time at Beijing Airport

2016年11月 喪中のタイに行ったっタイ 3いつ行ってもゆるい。微笑の国 (バンコク→チェンマイ)

2016年11月 喪中のタイに行ったっタイ 4チェンマイで朝食を…山奥の森林僧院・ダモ寺 

▼2013~2016までの記事はこちらです

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